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求職者に届く求人票、“見せ方”のちょっとした差で変わります

公開日2026/01/06 11:07:23

はじめに

こんにちは。おもじょぶ編集部のAです。

取材先の企業さんと話していて、こういう話をよく耳にします。

『うちは待遇も悪くないし、人間関係もいい。だから求人票を出せば来ると思ったんだけど…反応が薄くて。』

これ、本当によくあるケースなんです。
でもそれ、魅力が足りないのではなく、届き方にズレがあるだけかもしれません。

今回は、求職者が「もっと知りたい」と思える求人票にするための“読みやすさの極意”を、3つの視点からお伝えします。
特別な文章力はいりません。ちょっとした意識で、読み手の印象は大きく変わります。

1. パッと見で「全体像」がつかめること

求人票って、すごく情報量が多いんですよね。
職種、仕事内容、勤務地、給与、福利厚生…しかもフォーマットによっては文字の詰まり方がすごい。

そんな中で、求職者がまず見るのは「全体像」です。
この会社、どんなことやってて、どこで働くの?何系の仕事?という“大まかな輪郭”を知りたい。

にもかかわらず、最初の段落がこう始まっていたらどうでしょう?

『当社は創業以来〇〇年、△△を通じて□□の発展に寄与してまいりました。』

──すみません、さっとスクロールしてしまうかもしれません。

会社の歴史も大事なんですが、まず必要なのは、読み手が『何の会社?どんな仕事?』を1分以内でつかめるかどうか。

たとえば、こんな構成がおすすめです:

【事業内容】何を扱っている会社か(1〜2行)

【職種】今回募集するポジションの概要

【この仕事の特徴】どんな魅力があるのか

この3つを先に提示するだけで、読み手の“つかみ”はまったく違います。
全体像が見えると、『もうちょっと詳しく読んでみようかな』と思えるものです。

2. 専門用語は“かみ砕いて”書く

『うちの仕事って、そんなに特殊じゃないんだけどな…』と思っていても、
業界内では当たり前の言葉が、外から見ると“謎ワード”ということも多いです。

たとえば:
「OEM製造」「BtoB商材」「ワンストップ提案」
「顧客とのインターフェース業務」「マテハン機器」などなど…。

これらの言葉が並ぶと、未経験層や若年層は『難しそう…』と感じて離脱してしまうことも。

すべて言い換える必要はありませんが、一度は“かみ砕いて説明する”ことが大切です。

たとえば:
『当社は法人のお客様向けに、商品開発のサポートから製造までを一貫して行っています(OEM製造)』
『物流倉庫で使われる“荷物の搬送装置(マテハン機器)”の設計・販売をしています』

このひと手間だけで、『自分にも関係ある話かも』と思ってもらえる確率がグッと上がります。

3.「誰が読むか」を思い浮かべて言葉を整える

読みやすさは、最終的には「誰の目線で書かれているか」に集約されます。

新卒ではなく、社会人3〜5年目の転職検討層に向けて

業界未経験者が読んでも内容が想像できるように

働き方や条件に敏感な30代前後に配慮して

──こうした意識がある求人票は、読みやすいだけでなく『信頼できるな』と感じてもらいやすいです。

言葉は、伝える道具であると同時に“姿勢”の表れでもある。
そんな視点で読み直すと、思わぬ改善点が見えてくることもあります。

おわりに:“読まれる求人”は、誠実な求人

求人票は、人を集めるためのツールであると同時に、
「自分たちの仕事をどう伝えるか」を考える訓練の場でもあります。

どう見せたら、読みたくなるか。
どう書けば、誤解がないか。
どう言い換えたら、伝わるか――。

その1つひとつの工夫が、「読みやすさ」につながり、
結果として『この会社、ちょっと気になるな』と思ってもらえる求人票になります。

読みやすさは、誠実さの表れ。
だからこそ、細部まで気配りされた言葉は、読み手の心に静かに届くのです。

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